2010年12月14日

【東京都青少年健全育成条例改正問題】について物申す

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101213k0000e040060000c.html?inb=yt

13日に可決されてしまいましたね、この改正案。
俺としては性的描写を制限するのはいいと思っています。
昔からアニメや漫画を見ている人間としては、今のって結構やりすぎだし狙いすぎだと思っているからです。
ストレートに言うならば、無意味なパンチラや乳揺ればっかりで内容が薄いのが多いので、最近のアニメから遠ざかっています。
そういう部分を縛って、昔みたいに純粋に誰でも楽しめるようなアニメが増えるのであればいいなと感じるんです。




…が。




流石に今回の改正案は突っ込みどころが多すぎて、良作と言える漫画やアニメも潰しかねないものになります。
今回は実際の条文を提示した上で、何処が問題なのかってのを指摘していこうと思います。
mixiとか見てると、「萌えを取られたら生きていけないから陳情書を書く!」なんて、論理を完全に捨てて欲望丸出しの人がちらほらいるので、
どういうものなのかをこのブログを見て、少しでも冷静に且つ理解を深めてくれればなって考えています。


<条文(第七条より抜粋)>---------------------------
第七条 
図書類の発行、販売又は貸付けを業とする者並びに映画等を主催する者及び興行場興行場法(昭和二十三年法律 第百三十七号)第一条の興行場をいう。以下同じ。を経営する者は、
図書類又は映画等の内容が、次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、相互に協力し、緊密な連絡の下に、当該図書類又は映画等を青少年に販売し、頒布し、若しくは貸し付け、又は観覧させないように努めなければならない。


一 青少年に対し、性的感情を刺激し、残虐性を助長し、又は自殺若しくは犯罪を誘発し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの(※1)

二 漫画、アニメーションその他の画像実写を除く(※2)。で、刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為又は婚姻を禁止されている近親者間における性交若しくは性交類似行為を、不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの(※3)

----------------------------------------------------



まぁ読んでみて、思いついた疑問点を挙げてみます。
とりあえずこの改正案は、上の一と二に該当したら成人本としてみなすよ。ただし実写と小説は含まれないからねというもの。
今回の改正案で追加されたのが、一と二。
さて、突っ込んでいきましょう。


(1)
まず一と二をじっくり読んでください。
明らかに二がいらないんですよ。
だって、一は性的感情を刺激せず、残虐性を助長せず、自殺若しくは犯罪を誘発しない表現をすればいいだけなんです。
二を追加する事自体意味がないんです。
二は性行為の部分を触れています。つまり一に該当する性的感情って部分に含まれているんです。
だから二はいらない。
…上手く説明できてるかしらorz

(2)
上記(1)をなしとした場合の疑問点です。
上記条文※1
部分なのですが、あまりにも曖昧な表現をされていると思いませんか?
これは様々な解釈が出来てしまうんです。
特に犯罪を誘発するものって部分が一番危険な気がします。
国民的人気アニメであるONE PIECE。これも拡大解釈すると、未成年が違法である海賊やっちゃってます。
これまたジャンプからの例でBLEACH高校生が刀で斬ったり斬られたり…。
そう、曖昧だからこそ拡大解釈が出来てしまう。それによって条例違反→逮捕って形に繋がってしまうんです。
どうなるんでしょうね、こういうの。

(3)
上記条文※2はひどいですね。
あからさまにアニメ・漫画のみを対象とした条例なんですね。
ちなみに画像とかアニメーションとなっているので、小説も含まれません。
含んじゃったら、石原都知事の執筆した本も対象になっちゃいますからね。
なるほど、自分を擁護するための二か!
……政治って主観的にやるものなんだっけかな。

(4)
一番ツッコミ所が多いのが、上記条文※3ですね。
第一に、「
刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為」ですが、この書き方だと滅茶苦茶刑罰に触れるのが多いんです。
わいせつ罪、淫行条例、売春防止法、児童福祉法違反etcが自動的についてやってきます。
この「性交類似行為」ってのは何に当たるか?
これも微妙ですが、俺が思いつく限りだと…キス、裸での抱き合い、身体に触れる(胸やお尻)、下手すると手を繋ぐが該当するんじゃないでしょうか。
何で手を繋ぐのもそれに含まれるかというと、女性の立場で考えてみてください。一切気がない男性からいきなり手を繋がれたらどう思います? 大半の女性はセクハラと認識するんじゃないでしょうか。
っていう解釈ができるので、手を繋ぐも「性交類似行為」に該当しちゃうのではないでしょうか。まぁこれは流石に俺の過大解釈でしょうがw
ただし、キスとか裸での抱き合いは、条文一にある「性的感情を刺激する」って部分に触れてしまうんです。
キス表現が無理ってなると、少女漫画は全滅しかねない。恋愛漫画全般が18禁本棚へ直行ですね。

次に「近親者間における〜」という部分は、神話のコミカライズが出来なくなるし、あからさまに表現の自由を狭めるものとなります。
神話を読むと、意外と多いのは近親者で子供を作ったりとかする話。
神話を忠実にコミカライズしたのに、18禁本棚に置かれてしまう。となると一部の人間しか買ってくれなくなって売れ行きも悪くなる。
後ドラマでよく見かけるシチュエーションで、「本気で好きになった人は血が繋がっている家族だった」っていうもの。
苦悩する部分が視聴者・読者に感情移入をさせるのに、それも18禁本棚へ。
あっ、ママレード・ボーイが18禁になるんですね……ある意味少女に読ませるもんじゃないからなぁ…って納得してしまう俺でした;

まだまだあるぞ!
刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為」という部分。刑罰を考えると18歳以上(高校生を除く)はOKなんですよねぇ。もちろん売春以外はね。でも一に抵触しちゃうんですけど、今は二の突っ込みなので一旦それは無視してくださいw
じゃぁ、キャラクター設定で年齢を明かしてなかった場合、どうやってキャラクターの年齢を判断するんですか?
となると出てくるのが…非実在青少年規制という、通らなかった規制が登場します。
この規制はなかなかやっかいで、
18歳未満に見えるキャラクターに性交若しくは性交類似行為をさせたら刑罰よ」というもの。
あまりにも曖昧な書き方をしているので、通らなかった規制がひょっこり登場しちゃってるんです。
こういう形でこいつを出すとは…暖めすぎだろ東京都!

ラストにこいつ!
不当に賛美し又は誇張するように」という文面なんですが……

漫画は全て誇張表現で成り立っているわ!!!
 
全ての漫画が18禁本棚かよ…。




長くなってしまいましたが、少しはご理解いただけたでしょうか?
好き勝手ツッコンでるだけで、読んでくださってる方に理解してもらえてるか不安です。
しかし、素人目からしてもこんだけ突っ込まれてしまう改正案。
そしてかなり強行且つ急ピッチで可決しようとしている東京都。

「そんな改正案で大丈夫か?」と聞かれたら、
問題ありすぎだ、クソ野郎!!
と叫んじゃいそうです。

この改正案、15日の本会議で可決されてしまうと見事成立となってしまいます。
面白い漫画まで排除されそうになっているこの改正案。
陳情書なりを出して、国民なりの足掻きをしてみてはどうでしょう?
俺は出さずに静観する予定ですけど…。

改正案の行方、このブログでも追っていこうと思います。
何か質問などがございましたら是非コメントしてください。素人ながらにご返答させていただきたいと思っていますので。


posted by 須永 遊 at 02:12| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

アソビッチ展に行ってきました

お久しぶりです。
随分前のレポートになっちゃいますけど、12/5までやっていたアソビッチ展に行ってきました。
正直ウサビッチって名前だけで全然知らなかったんですが、相方が好きってのもあり、前々から興味がありました。
結果はものの見事にはまってしまったわけですがw
ですので、今回は写真を含めたレポートをさせて頂きます。

池袋で行われたアソビッチ展。
そこまで大きくはなかったのですが、中身はぎっしりでした。
恐らく、これがseason1の実寸台監獄なんでしょうね。

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意外と狭かったんだなw
トイレがすっごく小さいしね!
でもこの二人はあまり気にしてなさそうですねw




そしてseason2で脱獄したキレネンコとプーチンを追いかけてくるこいつら。
後ろは戦車ですね。

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この二人の方が犯罪者っぽい顔してるよなぁw
特に右。目がエロイ!



さらには亀甲縛りのコマネチがぶら下がっていました。
あまり嬉しくない亀甲縛りは初めてw
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個人的にヒットだったのが、下の画像。
BGMとして、プーチンの「はっ!」と驚いている声がループしてました。
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そして出口の近くにあったクイズ。
それに正解すると中に入れて、キレネンコが欲しがっていたシューズが飾ってありました。
その隣にはアソビッチ展限定の携帯用壁紙がダウンロードできるというものです。
相方は詳しいので一発クリア。
俺もありがたくダウンロードさせていただきました。


本当に楽しいイベントでした。
俺もDVDとか買ってウサビッチ見たいくらいですよ。
まぁ給料出たら買うんですけどw
posted by 須永 遊 at 09:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月03日

KAT-TUNの新曲がボカロ曲に酷似している騒動について申します

モンハン3rdを購入された方、楽しんでおりますでしょうか?
私は難民となってしまいました。
年内に手に入ればいいんですが、モンハン戦争は残酷すぎる…まぁ予約しなかった俺がバカなのですがw



前回の日記に続き、またボカロ関係で一騒動というか、祭りが発生しておりますね。
皆様はご存知かと思いますが、こんな感じです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101130-00000051-zdn_n-inet
ここで動画は載せないでおきます。何処かで検索すると検証動画が閲覧できますので、是非直接聞き比べてください。

さて、今回はボカロの人気クリエイターである「AVTechno!」氏が制作した楽曲「DYE」が、
今年11月17日に発売されたKAT-TUNの新曲に収録されたカップリング曲「NEVER x OVER 〜「-」 IS YOUR PART〜」で盗作されているのでは?というものです。
どの部分で盗作されているのかというと……何と冒頭からイントロ部全てなんですね。
検証動画などで聴いてもらえるとわかるのですが、完全に一致しています。メロ部分に入るとKAT-TUNメンバーが自分のパートを作曲した部分に入るらしいのでガラリと曲調が変わります。
そんなわけで素人の俺が調べられる限りで法律等を見て、個人的観点で感想を述べようと思います。


率直に言いましょう。
非常に高い確率で盗作と言えるでしょう。
理由としましては、音楽業界での盗作は、2小節以上一致していたら盗作という定義があるそうです。
まず、その部分で抵触している事になります。
また、ボカロ曲は著作権が発生しないのでは?という意見もちらほらあります。ですが恐らく著作権は存在すると思われます。
この曲で使用したのは「巡音ルカ」ですが、「このソフトに著作者の曲を歌わせただけで、曲自体にはしっかりとした著作権が発生する」という見解ができます。カラオケの仕組みを考えるとそうですよね。あれは作詞者と作曲者と別々に印税が入る仕組みですから。そう考えると歌と曲は別個で考えられます。
まぁ著作権は親告罪なので、著作者が訴えない限りは警察は動きません。
ですが、親告すれば裁判でも勝てる可能性は高いです。

何で言い切らないかって?
法律には様々な逃げ道、または多方面解釈が出来るからです。
裁判官によっても解釈が違うので、100%勝てるよってのはあまりないと思います。
なので、「可能性が高い」とか曖昧でしか言えません。っていうか言い切れません;


次にこの騒動の最大の論点となっているのが…
結局誰が悪いの?です。
これは、一番悪いのは編曲者です。
これにも理由があり、日本で言う編曲者とは、作曲者のメロディに伴奏を付ける人の事を指します。
作曲者に確かにKAT-TUNメンバーが含まれていますが、その理由は各々のソロパートの部分を作曲したとの事。
ということは、主旋律は作曲者だけど、他の部分は編曲者という事になるのではないでしょうか。
ちなみに歌っているKAT-TUN自身に問題はあるかと言うと、恐らくないと思われます。まぁ事務所にはちょっとした責任ってのはあると思いますが。
この誰が悪いかでとっても醜い論争が行われています。もうファンとか信者とかじゃなく、サッカーで言う所のフーリガンです。暴徒そのものです。弱小ながらですが、このブログで一人でも多くの方が理解してくれる事を切に願います。だから、本当にアーティストの事が好きなのならば、少し頭を冷やしてしっかり状況を把握してください。
もう少しお互い歩み寄って、ちゃんとしたディベートが出来るようになってください。


余談ですが、俺はAVTechno!氏の楽曲は大好きです。
でも、この問題ではそんな贔屓目無しで色々調べました。その結果が上記の事です。
どうかこれにめげず、また素晴らしい楽曲を発表してください。
KAT-TUN側の楽曲は正直わかりませんが、素晴らしいものがあると思っています。ですので更なる活躍を期待しています。


○まとめ
・今回の盗作疑惑は、極めて盗作である可能性が高い
・盗作で逢った場合、悪いのは編曲者である事
・醜い言い争いはやめましょう
posted by 須永 遊 at 01:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット騒動等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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